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バスの楽しみ方

バスマニアの世界も、他の趣味の世界と同様に、その個人によって好きな分野・得意な分野があるようです。たとえば、写真の撮影、路線の研究、模型の作製、グッズの収集、バス車両の研究、運転、そして勿論、乗車して体感したり。

凄いなあと思うのは、バスを所有する方もいるらしい、と言う事です。一般の乗用車をコレクションしている人は多いですが、バスを所有するとなると、相当広いスペースが必要になりますね。もし数台所有するとしたら大変でしょうね。

余談ですが、使用されなくなった電車の車両を払い下げてもらって、セカンドハウスみたいに内装を変えて楽しんでいる方もいますね。

ボンネットバス

映画「となりのトトロ」や「ALWAYS 三丁目の夕日」にも登場してくる、昭和の時代の香りがするレトロなフォルムのバス。

ボンネットとは、エンジンを収容している箇所の事ですが、このボンネットが車両の前部分に搭載されているバスを、ボンネットバスと言います。前から見ると、ユーモラスな表情の顔のように見えます。運転手さんにとっては、狭い道などにおいては、車幅等が分かりやすいので運転しやすいとも聞きます。

しかしながら、客席の下部分にエンジン機器がある種類と比較すると、客の輸送効率が低いなどの理由で、徐々に車両数が減っていったそうです。現在ではボンネットバスは、日常的な暮らしにおける交通手段ではなくて、観光、PR、イベント、送迎などにおいて使用されている場合が多いようです。

ボンネットバスにノスタルジー

昭和初期から中期の時代設定のドラマや映画を観ると、ボンネットバスに、肩に小さなカバンをたすきがけにした女性の車掌さんが乗っているシーンが出てきます。

しかし個人的には、物心ついた頃には、既にワンマンカーの時代でした。先日、古本屋街を歩いていると、店頭に昔のバスを特集した雑誌が置いてあり、ページをめくってボンネットバスの画像を見ていると、乗った記憶も無いのに、なぜか懐かしくなりノスタルジーを感じました。

バスむすめ~バスガイド制服コレクション~

「バスむすめ」は、株式会社トミーテックが発売しているフィギュアです。国内に実在するバス会社の制服をきているところと、女の子ひとりごとにキャラクター設定がなされているところが、バスマニアのみならず興味深いところです。

いわゆるアニメ系・萌え系のルックスに思えます。業務は観光バスのバスガイド。運転手ではありません。いままで、vol.1~3として、それぞれ6種類がリリースされています。また、バリエーション等が数種類あります。フィギュアの彩色は塗装済みで台座付き。基本的には組み立てられた状態で販売されています。

vol.1
vol.2
vol.3

キャラクター

(vol.1)
アルピコハイランドバス(松本あずみ)、亀の井バス(鶴見かんな)、帝産観光バス(祇園あおい)、徳島バス(佐古よしの)、はとバスエージェンシー(大田ぴあの)、富士急行(山中かえで)

(vol.2)
伊那バス(箕輪あさひ)、沖縄バス(真志喜いずみ)、亀ノ井バス(鶴見かんな)、帝産観光バス(祇園あおい)、奈良交通(白土あすか)、北陸交通(尾山なぎさ)

(vol.3)
上野ひろみ、新井ようこ、大黒ももえ、赤坂つぐみ、芝浦じゅり、大田ぴあの

2015年4月現在、公式サイトに掲載されているラインナップです。vol.1、vol.2の両方に登場しているキャラクターが2体ありますが、制服の種類が異なっています。名前は、バス事業所の本店や支店、営業所の所在地にちなんで名付けられています。制服や帽子、小旗など細部にまでこだわっているように思います。

キャラクターデザイン担当

フィギュアのキャラクターは、長野県在住のイラストレーターの宙花こよりさんがデザインを担当しています。宙花こよりさんは、長野県在住で、2008年6月末頃から東武鉄道のお客さまセンターのマスコット「姫宮なな」のイラストを担当しています。「姫宮なな」さんは、宇都宮市出身の23歳の設定。センターのオペレーターです。ちなみにこちらも萌えキャラです。

鉄道むすめ

バスむすめは、「鉄道むすめ~バスガイド制服コレクション~」のフィギュア第二弾として企画されました。ちなみに「鉄道むすめ」も、実在する鉄道に勤務する女性と言うコンセプト設定になっており、これまで数多くのフィギュアや、CD、グッズが販売されています。この鉄道むすめの成功を受けて、バスむすめが企画されたのでしょうね。

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