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こんにゃくパフの素材

こんにゃくパフの素材である植物(芋)の「こんにゃく」には、マンナン(グルコマンナン)という植物繊維が豊富に含まれています。

マンナンは、保水力があるので水とはとても相性が良く、水を含むと「ぼぁ~」と膨らむことから満腹感を得やすくなります。

また、血糖値を下げたりコレステロールを減らす効果が見込めて、整腸作用によって便秘も改善出来ます。

健康食、ダイエット食、サプリメントなどとして人気がある天然植物繊維です。

現代では、コスメ素材としても注目を集めています。

汚れが落ちやすい

食べて「ヘルシーな」こんにゃくなのですが、では、肌にたいしてはどんな効果があるのでしょうか。

天然繊維ですので、肌に良さそうイメージは浮かんできます。敏感肌の方も使いやすいでしょう。

調べてみるとマンナンは、弱アルカリ性の性質を持っているそうです。

一方、肌の垢や皮脂、角質といった汚れや老廃物は酸性です。

そこで、弱アルカリ性が酸性を中和し分解させる働きがあるため、汚れが落ちやすくなります。

したがいまして、ゴシゴシと強くこする必要はありません。

保水性が高い

こんにゃく(マンナン)には、高い保水力があるので、こんにゃくパフに水をたくさん含ませる事が出来ます。そして、染み出した水が、ちょうど肌とパフやスポンジとの間に挟まるような感じになります。

パフと肌の間に、水の層が出来る訳なのです。

肌を直接こするような状態ではないので摩擦が少なくなり、肌に負担がかかりにくくなります。

口コミ他を参考にすると、顔の部分などは、さらっとなぜるような感覚の洗い方が良いようです。

商品について

通販や店舗で販売されている、こんにゃくパフのコスメ商品は、自然素材100%で「手作り」を謳っているモノが殆どです。

色は、基本的には白いです(天日で漂白すると白くなるとの事)。

なかには、竹炭を配合していて黒っぽいものや、よもぎエキス・茶エキス配合で緑色のパフなどもあります。

形状は、大福餅みたいな丸いお椀型。角型のものや、ハート型のかわいいスポンジもあります。吊るして保管出来るように、ヒモ付きのパフやスポンジもあります。

価格的には、リーズナブルです。

一般の美容健康関連のお店でも、こんにゃくスポンジ等が販売されている場合があります。

保管について

自然・天然にこだわった手作りであり、健康やエコに配慮しているため、防カビ、防腐剤、防菌剤といった成分は無添加となっています。

従いまして、イタみやすい、カビが生えやすいといった性質があるようですね。

使用後には、水を「パッパッ」と切って、浴室以外の風通しの良い場所に保管して置くのがベター。 また、冷蔵庫での保管も推奨されています。

ただし、使える目安は数週間程度。長期間もつものではありません。まさに「生きているパフ・スポンジ」なのです。

作り方

こんにゃくスポンジは、最近生まれたアイテムではありません。相当昔、私たちのご先祖様の代から作られていて、少なくとも江戸時代の終わり頃には国内各地で手作りしているところがあったようです。

現代において、エコやロハスに沿ったコスメ・アイテムとして商品開発されて、注目を集めているのが「こんにゃくパフ」なのだと思います。

伝統的な作り方

分かりやすくシンプルに書くと、「食用こんにゃくを凍らせたり溶かしたりしてスポンジ状にして、それから干して乾燥させる」といった作業工程工程になります。

実際、伝統的な生産地では、寒い冬の季節に行われています。手間と時間がかかるもののようです。

自然の気候や植物の性質を利用した、素朴で素晴らしい発想ですね。まさに、自然と共生するエコロジカルなコスメ・アイテムです。

パフの使用感、口コミ

こんにゃくパフ、スポンジは、自然素材で手作りするところから、「ヘチマたわし」と、どことなく似ているような気もします。

でも、ヘチマたわしで寒風摩擦を行う時のように、ゴシゴシとこする使い方ではありません。

口コミによると、赤ちゃんや敏感肌の方は気を付けて、ごく優しくなぜる程度が良いようです。また、顔の洗い上がりはツルッとした感触になるとの口コミも見られます。

ちなみに、こんにゃくパフは食べれませんが、固い状態を水を含ませて柔らかくしてから使用するところは、食べ物の凍り豆腐と似ていますよね。

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