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樹木葬について

樹木葬とは、自然葬のバリエーションのひとつです。

人間の場合、お寺の里山や公園墓地などに埋葬し花木を植える、自然と共生するような供養方法で、基本的には墓石は建立しません。

亡くなったペットを、いつまでも身近に感じていたい、いつも癒してくれた愛犬や愛猫に思いを馳せたい、 とお考えの方が関心を抱かれる葬儀・埋葬法ではないかと思います。

少女と2匹の犬

ペットの場合のおこないかた

犬や猫などペットの場合における樹木葬はどのように行うのでしょう。

その例についてご紹介します。

基本的には、火葬を行った上で埋葬する事となります。

自宅の庭に埋葬して植樹する方法もアリなのですが、都市部では、隣家と近接していたり、庭が手狭なケースが多い等、問題点があるため、土葬は極めて困難です。マンション・アパート(集合住宅)においては、特に難しいでしょう。

鉢植えの植木を利用する方法

鉢の中にペットの遺骨を入れます。ベランダ等のスペースがあって、日当たりが良い場合には、ベランダに置いて育てられます。

木については、長く持つ強い植物が望ましいのではないかと思います。そして、マンション、アパートなどにおいて、もっぱら室内で育てるとしたら、観葉植物のタイプが樹木葬には適しているでしょう。

鉢や遺骨容器にこだわってみるのも良いかと思います。ペット用の遺骨容器も販売されています。

ペット霊園

犬などの樹木葬を運営しているペット霊園があります。専用区画が決められており花木を植樹します。

樹木葬を行っているペット霊園が、緑豊かな自然の土地にあるのなら、晴れたに日にハイキングがてら、愛犬や愛猫に会いに行くのも心和むのではいでしょうか。

窓から外を眺める少女と犬

ペットの葬儀や埋葬

犬や猫のペットに関する葬儀や埋葬について、少し考えてみたいと思います。

火葬が好ましいのでは。

私たち人間が亡くなった場合は、宗教・葬儀方式を問わず、国内法律上、かならず火葬にしなければいけません。しかし、ペットの場合には火葬義務が無いようです。

従いまして、自分の所有地や自宅に充分な広さの庭があるのなら、遺骸を土に埋葬しても良い事になります。ハムスターやリスなど小動物は、特に問題は無いでしょう。

しかしながら自宅庭での土葬は、庭が隣家と近接していている場合や、ペットが相応の大きさの場合(犬猫など)、そして臭いが強い場合などにおいては、周囲から気味悪がられたり、苦情を寄せられる可能性が充分有り得ます。

ですので、犬猫クラス以上の大きさのペットの葬式のやり方としては、基本的には火葬にしてから、その遺骨を埋葬した方が好ましいのではないかと考えます。

火葬の方法

火葬については、まずは自治体への相談してみる事や、直接火葬業者に依頼する方法があります。

火葬炉を搭載した移動式の火葬車によって仕事を行っているペット専門の葬儀社もあります。この場合、料金の事でトラブルになるケースが散見されますので、業者や作業内容・料金については、事前によく確認しておいた方がベターです。

ペット霊園・共同墓地への埋葬

埋葬については、ペット専用の霊園や共同墓地にお墓を作る方法が考えられます。

立派なお墓、納骨堂、ロッカー型の屋内施設など、様々な弔う方法があるようです。そして、樹木葬も行う方も増えているそうです。

この事にちなんで最近話題になっているのは、人間と一緒のお墓の区画に埋葬して供養する霊園が出現している事でしょう。

つまり、飼い主さんと、愛犬や愛猫などペットが共に永年に渡って供養される訳です。

通常、人間の家族は、同じお墓に入るケースが多いですが、ペットを愛情をかけて飼い、家族同然に接して過ごしていたのならば、一緒に同じお墓の区画にて供養される事を希望するのは、ごく当たり前の流れと言えるのかもしれません。

なお殆どのケースは、ペットが先に無くなる可能性が高いので、飼い主さんにおいては、まずは愛するペットを埋葬・供養する事になるケースが多いでしょう。

ベンチの上のプードル

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