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空スイーツのはじまり

「空スイーツ」とは、なんとも軽やかなネーミングですよね。

日本語と英語を合わせた造語であり、「空港で販売されているスイーツ」といった言葉の略語にもなっています。

このネーミング(そしてコンセプト)で羽田空港(東京国際空港)に初登場したのは、2004年の12月頃。「空弁」に影響を受けて誕生したのだそうです。

ちなみに空弁とは、「空港で販売されている弁当」の略ですよね。もう少し厳密には、空港で限定販売されている弁当になるかと思います。

その空港ごとに、趣向を凝らしたオリジナルの弁当がの企画販売が盛んになってきたのは、ここ10数年来くらいの事なのだそうです。盛んになってきたその背景には、国内線での機内食が廃止されだした事や、空港内のレストラン等で、搭乗前に食事をする人が減ってきた事情などがあるようです。

かくして空弁は、その空港の地域の特産物を使用して工夫した弁当などが話題になり、機内で食事をするためのみならず、お土産として購入する人が増えるなど、人気を博すこととなりました。

その「空弁」に刺激を受けて、そのスイーツ版として企画が始まったのが、羽田の「空スイーツ」はじまりなのです。

なお、空弁と同様のコンセプトで誕生したものとして、「空パン」があります。羽田空港では2015年現在、カツサンドやハンバーグサンドが発売されています。

お菓子の開発

空港及び東京駅などの駅限定スイーツとして、空スイーツはオリジナリティーを誇っています。

過去より、ユーザーの要望を取り入れた企画開発、芸能人とのコラボ企画、CA(客室乗務員)の方たちの企画参加などが行われています。

羽田の空スイーツは、「東京の名物、特産品」というよりも、「空港限定で購入可能なおいしいスイーツ」といった印象を、個人的には感じます。

東京の有名店や、東京で活躍しているパティシエが多数参加していますが、季節感やトレンドを考慮して、上質の素材による上品でおいしいスイーツを提供する事、そして、機内でも旅先でも手軽に食べる事が出来て、お土産としても素敵な商品を提供する事が、大きなコンセプトとしてあるのではないでしょうか。

空港内での販売

現在、空スイーツ、空弁、空パンは、空港内のお土産ショップ「BLUE SKY(ブルースカイ)」で購入する事が出来ます。また空弁は、お取り置き(事前予約)が可能です。

ショップは、ゲート内(1.3.7.9.11.14.15.22番ゲート)や、ゲート外のアライバルショップ、エアラインショップなどがあります。

なお、全ショップにて、全てのスイーツが取り扱われているとは限りません。

通販によるお取り寄せ

羽田空港内ブルースカイで販売されている空スイーツの一部については、JAL運営のショッピングサイト「JALショッピング」が通販を行っており、お取り寄せ可能です。

通販がおこなわれている商品の特徴は、基本的には日持ちがするものです。

お取り寄せ可能な羽田の空スイーツ

フルーツウィッチ(アマンド)、 唐芋レアケーキラブリー(フェスティバロ)、 東京ミルフィーユ かさ音(菓輪舎)、 神楽坂(草加葵)、 江戸祭 人形焼、 生チョコレート[オーレ]、 ナッティ&フルーツ バーチョコレート、 ピュアチョコレート[クリーミーミルク&ホワイト]、 ポテトチップチョコレート[オリジナル](ロイズ)、など。

楽天市場、Yahoo!ショッピングでも通販されているもの

生チョコレート[オーレ]、 ナッティ&フルーツ バーチョコレート、 ピュアチョコレート[クリーミーミルク&ホワイト] ポテトチップチョコレート[オリジナル](ロイズ)、など。

売れ筋ベスト5は?

1位)フルーツウィッチ(アマンド)
2位)東京サンダー(ユーラク&浅草常盤堂)
3位)東京チョコサンドワッフルクッキー(アンデル)
4位)匠のバームクーヘン(文明堂)
5位)東京ぼーの

東京色の濃いモノが人気上位にランキングされています。

(2015年春現在。上記内容は変更される場合があります。)

全国の各空港にも空スイーツがあります

いまでは、国内の地方空港においても、独自の空スイーツ、空弁、空パンが販売されています。

たとえば、福岡空港のスタッフがお勧めする空スイーツの第1位は「博多通りもん」、伊丹空港の売れ筋ランキング第1位は「京ばあむ(おたべ)」です。

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